何か美術の展示を高田と見ていた。
災害のニュースで見たような大きな体育館のようなところで、会田誠のコーナーに、書道の書を綴じた本のようなものがあって、それが気に入ってずっと見ていると、遠くの方で高田が僕を探しているのが見えて、そういえば僕は遅刻して彼は怒っている雰囲気だった。
一緒に外に出ると、なにか中学か高校かの敷地みたいで、いつのまにか高田は、高校の同級生、Ktになっている。
模擬店でご飯を食べる。韓国の女の子がやっている韓国料理の店に入る。Ktがすごいカタコトの韓国語を話すので、いつのまに、すごい、って好感度があがる《彼は前に一緒に旅行した時に、中国人と韓国人を差別するようなことを中国人観光客を遠巻きに見ながら平気な顔で言ったことがあって、びっくりしたので、夢の中で、あれから反省があったのかと見直した》
韓国だとお肉が大きい料理なんですけど、日本だとこの肉は高くて、だからこんなサイズになっちゃいましたけど・・・ってちょっと笑いながら料理を出してくれた。
その後料理屋に行って、そこはほんとの韓国で、Ktと僕との間に、5歳くらいの男の子、多分その店の子供が勝手に座ってご飯を食べている。なんだか屈託がない雰囲気。
体長12cmくらいの豚の丸焼きがでてきて、ほとんどネズミのようなサイズで、少しグロくて食べるのにかなり躊躇する、意を決してお腹を切ってみると中もグロい。(イカみたいな、厚さ1cmくらいの皮の中に、血なのかなんなのか赤い液体がタプンと詰まっている、ところに、背骨や肩の骨が、イカの骨?《今調べたらこれは貝殻なんだって》のようにヒョロっと入っていてグロい)
出来るだけ騒がないように、と取り繕うも、やはり少しグロいので、うわ、これは、どうなんだ、この部位は、みたいに結局少し騒いでしまい、なんか外人が白子をキャーキャー言いながら食べてるのってこういう気分かもね、って言う。
でも裏返したら小さいチャーシューみたくなってて、そこはうまくて、異国の料理を克服したぞ、みたいな、大イバりの気分。
調子にのって食べ進めていたらガリっとなって、ぺっと吐き出したら頭蓋骨で、目の奥のくぼみが笑っているようなかわいい顔で、見て見て笑ってる、とみんなに見せる。
店の奥が立体駐車場になっていて、車がグルグル、エレベータに乗って回転しているのが少し見える。たまに僕のビートルも通るので、あれ、誰かあそこにいれてくれたの?と聞く。
周りの人達は韓国人って設定だけど顔はタイ人みたいになってて、隣にいた10代?22歳くらいに見える男の子が話しかけてきて、言葉わからなすぎるけど、日本語話してみたいというような素振りを見せるので、僕も韓国語話してみたいと、あまりに猛烈に勉強しすぎて寝言でアンニョンハセヨと言ってしまう人、の真似をして、うけたんだかうけてないんだか微妙な反応をされる。