5日に、大木裕之「超 たまたま 13th」で、引きこもりの妹と朗読をした。

やったこともないし、あんまり時間とってしらけさせちゃうのも、と思って、10分くらいで宮澤賢治を朗読するつもりが、やっぱりどうしても山下澄人「星になる」が気になり、当日の朝にコンビニのコピー機でコピーして、恐れ多くも自分達で読むところだけ抜いていき、全部で50分のところ、どうにか30分くらいに収まり。これでも長いとは思ったけど、音楽のライブとかもまあこのくらいあるでしょ、許して許して、くらいの感じで・・・。
妹を実家まで迎えに行って、もう1人の妹も来るというので会場で合流し。

大木さんがわーっと、会場にある作品を壊しつつトライアングルをチンチン鳴らしながら、クミコスキーさんという方が音楽を流して、熊のぬいぐるみを抱いて「よーしよしよし」と号泣し・・・みたいなパフォーマンスの直後、「大井ちゃんやって」と言うので慌てて読み始め。
妹の声と僕の声が重なって、そのうちズレて、交互の顔を見てなんとか追っていって、みたいなのをやりたかったんだけど、読み始めて1、2ページ目くらいで、内心「あ、これは長すぎるわ」とやっぱり思い、でも開き直って最後まで読んだ。

読み終わって顔をあげると、全員の目がもう、半目になっていて、え、終わったの?みたいな感じで・・・。

会話文が長く続くところ、互い違いの掛け合いにしたんだけど、そこを褒めてくれる人が多くて、次回?に向けて、もう少し掛け合いを出していって、長い朗読は1/10くらいに少なくして?、もう少し練習して、など、課題が悶々とわき上がった。
朗読、なんて形にしちゃったけど、2人がお客さんの前に立って何か発語するとすれば、やっぱりそれは舞台で、また気楽にやりたいなあ、これ。

最後、会場が全部はけて、大木さんが寝っ転がって、「いやよかったんじゃない」と言ってくれて、またもう少し洗練させてきます、と言ったら、親指をグっと立ててくれた。
久々に外に出たと言う妹も、楽しかった、と笑っていて、それが大げさな、評価を待つような大作じゃなくともこうして気楽なアクション、は、僕実はほとんど初めてで、でもこうして終わって、本当によかった。ね、アイディア出してから1週間で出来ちゃったじゃない。

大木さん、見てくださった方、連絡をくれた方、偶然居合わせて買ったばかりだというCanon 6Dで素晴らしい写真を撮ってくれた阪中くん、どうもありがとうございました。
またぜひ、やるぞう!