前回の日記から1週間ちょっと!

その後、飴屋さんのコルバトントリ、を見たり、ゴダールを見たり、東京インディーズという個人でゲーム作ってる人の発表を見たり、運転のバイトをしたりしていて・・・

飴屋さんのコルバトントリ、があんまりにもすごすぎて、日記を書くなら避けては通れず、でもあのすごいものに対して??いったい何を書くのかと思ったら、こんなに更新せずにきちゃった。

原作になった本自体は、舞台を見た後に買って読んだんだけど、これもまたすっごく良くて・・・。
今日も持ってきて、これから少し読み返します。「そこだけが地球から一瞬ちぎれた。」
前に偶然読んでいたルンタも、同じ作者の本で、その感じ、色んな時間とか人が全部凝縮されてギュっと1面に広がってるみたいな、おかしな感じが舞台上でも再現されてて、でもセリフなんかいろいろ変わってて、途中飴屋さんがぱっと出てきて、原作者の山下澄人さんです、なんて紹介する下りも、あの、いつも着ていた緑のジャージなんかがボロボロになってるの見て、ぶわっときてしまった。
役者さんも、グルパリさんというギターの弾き語りの人も、すごくよくて、全部の瞬間がすごい。
こうして思い返して書こうとすると、すごいとしか言ってない、アホみたいな感想になっちゃうし、単純に飴屋さんに対する、アイドルのファン的な好きさ、みたいなものもあるので、あんまりうまく舞台自体についてかけないんだけど。

飴屋さんの舞台は見るたびに、クジラとか地球とか銀河とか宇宙全体とか、極大の大きなものを見ちゃった感じ、多分この世界の中に存在できないような大きさなのに自分の感覚器でそれをほんとに見ちゃった感じになって、この人はほんとに僕と同じ人間なのか疑っちゃう毎回。

次回もあるとしたら、また絶対に見に行きたい。そしてどうか長生きして欲しい・・・。

コルバトントリ、を見たあとに、一緒に見に行った高田佐藤さんと清澄白河のデニーズに入って、佐藤さんの新作を見せてもらって、これもまた、こうして書くと1日のおまけみたいになってしまうけど、これで1日感動してつぶせるような、めちゃめちゃに良くて・・・。80歳の病院で寝たきりのおばあちゃんと踊る、というビデオインスタレーションで、おばあちゃんはもう体が動かせないから、手だけつないで、その手が音楽に合わせて揺れて・・・それが暗い、おだやかなダンスミュージックの流れている部屋の中央のディスプレイに上映されて、そのディスプレイがゆっくりとまわって・・・上にはミラーボールが浮かんで・・・。ほんとに素晴らしかった。

それからゴダールの新作、3Dがすごいと聞いて、僕、昔なにか作品のプランを見せた人がゴダールの本なんか書いてるインテリで、僕のプランを「こういう作品を作っていたら、君の人生はくだらないものになる」なんて言うので、ムッカ〜 なにがゴダールじゃ!なんて思った経緯があり、10年くらい前。だから今まで見ないで来たんだけど、見てみたら、どっこい、面白かった。
これがDVDになったら、僕買おうかな。もう1度、みたいな。

東京インディーズという、個人でゲーム制作してる人たちの発表会イベント、渋谷のカフェでやっていて、もっぴんさんという人がよくTwitterでつぶやいているのをたまに見かけていたので、ちょっと行ってみたら、東京インディーズって名前だけど会場は7、8割が外人で、びっくりした。
どうも僕は、前のインドのゲームとか、ゲームに関して作りたいけど作れてない、みたいなのがちょっと後ろめたくて、引っ込み思案な感じで行っちゃったんだけど、もっぴんさんも、イベントのオーガナイザー?みたいな人もすごく優しく接してくれて、ぜひこれを使ってみたら、とか、あの人が誰々さんだから会ってみたら、とか、言ってくれて!行ってよかったな。

2日くらい、運転のバイトで静岡に。ハイエースの大きいやつを運転して、待機時間に自分の仕事をして、他のスタッフの人とかとも仲良くなって、楽しかった。内打ち上げに呼ばれちゃった!

大木さんから今朝、Facebookで連絡がきていて、作家とかの知り合いみんなに送っているんだろうけど、武蔵境?のイベントに作品を出さない?みたいなお誘いで、僕こんな声かけてもらったのほんとに数年ぶりなので、うれしい!けど、なんかできるかな?戸惑いもあり。
ここはちょっと、ちゃんと1つ小さな作品みたいなものを出したいところ。小さなゲームとか、かなあ。どうしよう!
大木さんは、こんな僕も、ちゃんと作家として扱ってくれるというか、いつまでも声をかけてくれて、ありがたいなあ!

高田が美術手帳に載ったというので、見たら、え、すごい変人じゃん、みたいな、いつも普通にしゃべる時は僕らの間で普通みたいな事が、端から見るとこういう感じなんだ、ってびっくりした。おめでとうございます。