久々に遠くのファミレスにいる。
雨が降っていたけど奈良まで来た。
ファミレスは変な孤独感というか、生活からすぱっと切り離される感じ、自分の中でずっとしゃべる時間、みたいなものだけになるのですごくいい。
日本全国にファミレスはいっぱいあるので、今後もこの時間について困ることはないだろう。

最近は、「夜夜夜」という演劇イベントをやったり、ビデオ日記と称してずっとビデオカメラを回してみたり、京都で初めてプログラムの仕事がきたり、新しい作品をいっぱい思いついたり、ドドドっとやる事がでてきて、今日はここでプログラムをずっと打っていた。

毎日新しい人やものに会いながら、ただただ友達と散歩し続ける、京都の夢見心地の期間、が、UWU_Miというカフェを始めたあたりで徐々に終わっていって、もう目の前のもの全部現実です、作業作業、みたいな毎日に移行してきている。
僕が今住んでいる左京区のあたりや、大阪の何かしらの表現の界隈、を形作っている人たちが、思いの外少なくて、それが東京の知り合いに会いに行っているのをTwitterで見て驚いたりして、僕がずっと東京で悶々とよくわからないものだと思っていた世の中みたいなものが、実は思っていたよりずっとシンプルなのかも、という整理がかなり付いてきて、浅草のアパートを引き払って1年近く経って、引っ越しにまつわる冒険が一旦終わったような、階段の踊り場みたいなところにいる。

結局自分で切り開かないとこの世には限界があって、その限界の手触りみたいのをここ数日はずっと感じていて、少し寂しい気持ちも正直ある。
それは僕の生きている界隈での話なので、レイヤーレイヤーをずらしてまた新しい人と友達になれば新しい毎日が始まるんだろうけど、その構造自体がこうして見えてしまうと、そればかりに時間を費やす気持ちにもなれず、結局僕自身にかかってるんだぞ、みたいな、そういうのを突きつけられている。

遠くに行きたい気持ちもぼんやりとありつつ、日常、と、実際の作業みたいなところを、出来る限り楽しい感じでくっつけて、同時にやっていければいいな、と思いながら、今日も悶々と作業している。
しかし元気です。がんばろう。