朝のゲストハウスの2階で、どこからか小さくゲームのBGMのような、かわいらしい音楽がかすかに聞こえていて、誰かがゲームやってるの1日中見てたい気分、どこだろうと部屋の外に出たり、ゲストハウスの外に行くと聞こえなくなって、気になる。

京都のためにやっと作ってもらった自転車のサドルを盗まれてしまった、のを皮切りに、その日の真夜中、Twitterで罵詈雑言を書き立てた後激しい自己嫌悪で、そんな事を、ここ数週間たまに遊んでいたYpに言ってみたら、たかがTwitterでそんなに嫌な気持ちになるのは馬鹿らしい、と諭され、もうあんまりTwitterには書き込むのやめよ、みたいな。

Yp、7月の終わり頃に、大阪にちょっと帰る、と言うので一緒に車で行って、そこでピカスペースやら色々紹介してもらって、その後もこの人の周り、みんな素晴らしくて、でもこれはすごい人とばかりいるというわけじゃなくて、Ypの周りだとみんな100%話せるんだな、みたいな、Yp自身が、もう何も自分を守る事とか考えてないような、あけっぴろげな話し方で、いいなあ、僕もあのような感じでありたい。

ピカスペース、は大阪の新世界にある飲み屋さんで、京都の月光荘や村屋の、エキストリーム版というかハードコア版というか、日によってライブがあったり何もなかったり、やばすぎてチカチカ。
行った日はライブがあって、ライブ終わりに深夜まで大きなベースと飛び入りのギターが延々とセッションし続け、ビカビカの光とともに「さあさ、みなさんごいっしょに」「えーじゃないか、えーじゃないか」みたいなのをニッコニコで演奏しはじめたのに合わせ、その場にいた全員が踊り狂う、という常軌を逸した捨て鉢な盛り上がり方に、怖くなって1人隅っこに移動してしまうほどであった。

ここで、半川さんという映画を作る人と出会い、家に泊めてもらったり映画を見せてもらったり西成の立ち食いモツ屋を案内してもらったりした一夜があって、僕の、母親の映像作品の事を話したら、ぜひピカスペースで上映会をしよう、と言ってくださって、それが今夜なのです。
プロフィールなど送ってくれ、と言われ、でもちょっと7年も前の映像作品を上映しに行く、それから今までめざましい作品はひとつもできていない、という状況が、恥ずかしく、なあなあのまま当日になってしまって申し訳ない・・・。

いつ寝ていつ起きてもいいけど、今後の僕は、目があいている間は何かしら作業と呼べる行動をし続けよう、と、気持ちがみなぎっており、何時に大阪に行こうか考えつつ、徹夜明けでちょっとふらふらしておりつつ・・・。
夜の間に映像に字幕をつけ終わり、これから仕事をちょっと続けていきます。

仕事といえば、これまで3年間以上の間、一緒に仕事させていただいてるStさん、Okさん、Skypeでたまにやりとりしつつ、こんなめちゃくちゃな状態に陥った僕を励まし続けてくれて、作業代金の前借りなどさせてもらったりして、東京にいる間は、俺は1人でやってるんだ、とつっぱることでしか精神を保てなかったところ、こっちにふと来て色んな精神的な問題が解決されつつある今、なんだかグダグダに周囲に寄りかかっていた、いる、事がふいに見えてきてしまい、お恥ずかしいやらありがたいやら、仕事がんばりますので・・・

あー、日々!